先週から、稲の穂を作るために必要な肥料(穂肥)を、田んぼにまいています。
肥料は海藻を主体としたぼかし肥。マンガンやホウ素等の豊富なミネラルが含まれているため、稲の活力が増し、粒が大きくて甘みと粘りのある、おいしいほんまる米ができあがります。
しかし、この肥料をふる作業がちょっと大変。
このように動力散布機を背負って田んぼに肥料をまきます(写真は去年の春のもの)。
この動力散布機自体の重さが約15kg、タンクの中に入れる肥料が15~20kgあるので、総重量30kg程度のものを背負って、田んぼの畦を歩きながら肥料をまくことになります。
有機肥料は化学肥料にくらべて、チッソやリン酸など肥料成分の含有量が少ないので、その分たくさんの量をまかなくてはなりません。穂肥だけで、約1000kg(1t)の肥料をまきます。
肩に食い込む感触は、夏山の縦走をしているようなかんじ。ここが蒸し暑い南房総でなければどうってことはないんですが・・・。香ばしい香りがする肥料の粉にまみれた顔の表面を汗が滴り落ちます。
このように少し面倒を見てあげると、根っこの張り具合、葉っぱの色・形を通じて、稲が反応してくれます。例えば、一番上の写真、右側の田んぼがうちの田んぼなのですが、となりの田んぼの稲と、色が違うことがわかるかと思います。
夕方、愛犬の”ごんた”と一緒にする散歩の際に、田んぼの稲の様子を見て歩きます。淡い夕焼けの光を浴びながら、そのように頑張って成長している稲の変化を見るのが至福の時間でもあります。
コメント
本当だ!色が違う!
地道な作業がこうやって目に見える形で現れるとは!
感動しました。
ogu-komeさん
特にこの時期、田んぼによって稲の葉の色が大きく異なります。近くにお越しの際は、実際に稲の葉の色の違いも見てもらえるとうれしいです。
こんな写真見せられたら
また
ほんまる米を注文したいと
思いました
力強さが全然違いますね!
稲への愛情のなす技でしょうか。ホント驚きです。
動力散布機って強力な武器みたいですね~。
ヱヴァぽい・・・??
よねさん
今年のほんまる米、皆さんに喜んでいただけるように、環境への配慮とお米の美味しさにこだわりをもちながら、色々な工夫をしながら栽培しています。
お買い得な予約特典のついた新米予約のページを後ほど公開いたしますので、是非ご利用下さい。
冬将軍さん
栽培方法を変えると、稲の状態が本当に変わってくるんですよね。
動力散布機がエヴァとは・・・、すごい振動と騒音は伝わってくるのでシンクロ率は高いかもしれません。