新しい年が明けて、はや15日。 小正月(1月15日)を迎えました。
毎年、小正月の朝に、ちょっとした行事をします。
何かを燃やしていますね。
何を燃やしているかというと・・・
お正月飾りです。
年末に、稲藁、橙、ウラジロ(シダの一種)を用いて自分たちで作って飾ったもの。
氏神様、井戸神様の祠などには、”みてかざり”といわれる、より小さなお飾りを作って飾りました。
正月飾りを燃やす行事は、左義長・どんど焼きなどのように、地域全体のイベントとして盛大に行うところもあるようですが、うちの近所では各々の家ごとに行っています。
燃やした後に、正月飾りの灰を家の敷地の周りに撒いて終了。
豊作や家内安全を祈る、家庭的な小正月の行事のようなものも大事にしていきたいなぁと思っています。
コメント
東京でも長野でもどんど焼き系の地域イベントでしたが、
南房総では各家庭でやるんですね~。へぇ~へぇ~。
所変われば・・・ってやつですね。
そういった風習や文化は、ぜひ伝えていって欲しいです!
(ちなみに左義長やどんど焼は日本各地に多いですが、
松本のあたりでは三九郎という名前だそうです)
(三九郎と呼ばれているのは、道祖神の祭りをする
神主福間三九郎大夫の名をとったものだそうです)
家や私たちの生活を守ってくれる神様を大切にする儀式ですよね!
手作りに見えない!とってもうまくできていますね~。
相変わらずの器用さに感心してしまいました~。
冬将軍さん
>(ちなみに左義長やどんど焼は日本各地に多いですが、
>松本のあたりでは三九郎という名前だそうです)
>(三九郎と呼ばれているのは、道祖神の祭りをする
>神主福間三九郎大夫の名をとったものだそうです)
三九郎と呼ばれる火祭りと道祖神の祭りとの関係、とても興味深いです。
道祖神は個人的に興味があって、安曇野で道祖神巡りをしたことがあります(双対道祖神で有名ですね)。
下記のサイトによると、三九郎とよばれる小正月の火祭りは、石造道祖神が見られる新潟県中部から長野県・群馬県東部・山梨県・静岡県東部・神奈川県の地域で行われているとのこと。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/zukan/sanpo09.htm
中沢新一さんは「芸術人類学」の中で、道祖神と小正月の火祭りに対する信仰は縄文中期にまで遡る可能性があることを指摘しています。
何気ない年中行事ではありますが、その深層には、はるか昔の文化の痕跡を有しているのかもしれません。
ズミ子さん
>手作りに見えない!とってもうまくできていますね~。
>相変わらずの器用さに感心してしまいました~。
ありがとうございます。
父とカンパニュラに伝えておきます!
自分は不器用なので、長年”みてかざり”担当でしたが、今年早くもカンパニュラにその座を奪われました。