房総でモクズガニといえば、生のまま臼などで殻ごと砕いたものを濾し、熱を加えてスープにする”カニコ汁”という郷土料理が有名です。
モクズガニ食べ方
有機農家の先輩、うなうさんのブログから
さっそくうちも、カニコ汁を!といきたいところですが、生のまま調理すると、寄生虫(正式にはウエステルマン肺吸虫)の処理がめんどうなので、手軽に塩ゆでして食べることに。きれいに真っ赤に茹で上がりました(上の写真)
ちなみに、モクズガニは、上海蟹(標準和名:チュウゴクモクズガニ)と同属のカニです。どうりで美味しいわけです。
両種を区別する識別点の1つが額の棘の形(赤い四角の部分)。
- モクズガニ:ゆるやかに波打つ
- 上海蟹:鋭く尖る(参考ページ)
ここを見ると、しっかり区別することができます。上海蟹を食べる機会があれば、この部分をチェックして見て下さいね。
では、モクズガニの中身を見てみることにしましょう。
今回捕獲したのは、産卵期目前で旬を迎えたメスの個体。中には紅色のきれいな内子が真ん中に見えます!
これを待ってました。
正直このミソが食べられれば満足ですね。
口の中に含むと、強烈な甘みと旨味がダイレクトに広がります。
身も美味しくて大事に食べますが、量はそんなに多くありません。
次回は、この蟹味噌を使った簡単レシピをご紹介します。
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