顔面に黄白色の毛をたっぷりとはやしているのは、シオヤアブという虻の仲間です。
ムシヒキアブの仲間の1種で、他の昆虫を襲って捕食します。コガネムシ等も食べてくれるので、野菜農家にとっては益虫の部類に入るかと思います。人間に危害を加えることはありません。
自分よりも体が大きくて、攻撃性が強いスズメバチやオニヤンマなどの昆虫も捕食することがあるので、昆虫界最強のハンターと呼ばれることもあります。
今回は交尾をしている個体だったので、ゆっくり撮影することができました。
向かって右側がオス、左側がメスです。
オスの尾の先端部分に白いふさふさした毛が生えています。
この白い毛が”塩”をふいているように見えることから、”塩屋虻”=”シオヤアブ”と名付けられました。各部位の特徴をよく見て、その特徴を表すものを想像しながら、名前をつけるものだと感心します。
コメント
デカい!!
ただただ驚愕の映像・・・。
某ダーウィンのNHKスタッフも驚きそうです。
こちらナショナル・ジオグラフィックさんのサイトでしょうか?(  ̄ー ̄)
すごい画像クオリティ!
アブの体形は一見グロテスクですが、どこかに機能美を感じさせるデザインでもあります。でもどんな機能があるのかわかりません(^^;)
特に顔の毛とか、中途半端な長さの細い口とか。
顔の毛は保護の為?そのわりには複眼は丸出しだし。
細い口は相手の中身を吸い出す太い針になっているのかなー?
長い脚は捕獲には便利そうですね。
想像が膨らむ虫シリーズまたよろしくお願いします!
冬将軍さん
シオヤアブの大きさは、大体3cm弱の大きさです。普通の虻よりもちょっと大きめですね。
macroレンズで拡大しているので、より大きく感じるかもしれません。
Napepiroさん
このアブの高い狩猟能力からすると、色々な機能美が隠されていると感じますね。
肉眼だとなかなか動くものを拡大して観察するのは難しい(捕まえない限り)のですが、今のカメラ性能だと、ピントをしっかり押さえて撮影しすると、あとで拡大してディテールを観察できるので、とても重宝しています。
これからも、色々紹介したいと思うので、よろしくお願いします。