出雲のお社でもう一つ、どうしても取り上げてみたいお社があります。
宍道湖の北岸にある佐香神社(松尾神社とも呼ばれます)です。
佐香神社の位置はこちら。
国道から、神社のある集落へと入ると、のどかな田園風景が広がります。その風景の中に大きな鳥居が見えてきます。
佐香神社の本殿はこちら。
こちらのお社にもりっぱなしめ縄が飾られています。
”松尾神社”と聞いてピンと来た方も多いかと思いますが、この神社の主祭神は久斯之神(くすのかみ)といって、「酒造の神」、「薬師の神」で す。
神社の御由緒略記には、以下の記述があります。
出雲国風土記(天平五年二月)に、「佐香郷。都家の正東四里一百六十歩なり。佐香の河内に百八十神等集い坐して、御厨立て給いて、酒を醸させ給いき。即ち百八十日喜讌して解散坐しき。故、佐香と云う。」
佐香の河内に、たくさんの神様が集まって、調理場を建ててお酒をつくり、長い間、連日酒宴を開いた後、去っていかれたという意味です。佐香は酒の古名であるともいわれています。
一見すると普通のお社にみえますが、ちょっと調べ始めると、そこには古代へと続く歴史の扉が簡単に開いてしまうというのが、出雲の凄いところです。
こちらによると、10月13日の秋季大祭において、神田から収穫された新米から作られた御神酒が振る舞われるそうです。そして、その御神酒が国税庁認定のその年の新酒第一号となるそうです。
日本酒好きなら、絶対立ち寄りたいお社ですね。
拝殿の中には、周辺各地の酒造会社から日本酒の樽がたくさん奉納されていました。
コメント
出雲もすごいが、そんな社を訪ねてしまうぬーさんが素敵です。酒蔵で祭っている「松尾様」というのがここのことなんですね。すごく勉強になりました。それと私が野宿したのは、出雲大社の敷地内ということで本殿のあたりじゃないですよ。参道のわきだったか緑地スペースがあり木の陰に陣取った気がします。
“松尾様”の大元は京都の松尾大社だと思います。
そこから分祀した神社ですね<凛太郎のパパ
いずれにしても酒にまつわる神社ということで、
酒造の許可もあるんですね。神田の新米を使った御神酒、
飲んでみたいですね~。
ほんまる農園でも龍錦つくってみますか(^^)
毎年島根に行ってるのにここはいったことなかった!さすがですねえ〜
ぜひこの冬行ってこよう。
地図にのっている自然観ゴビウスというところもなかなかおすすめです。
もし機会がありましたらみてみてね!
松尾神社の存在は,私がガイドブックで見つけました.
思いつきでしたが,雰囲気も良く,行けて良かったです.
凛太郎のパパさん
確かに神社周辺は緑地というか,公園のようになっていましたね~.
でも,どちらにしろ,すごいです.
夢に神様がでてきたりして.
冬将軍さん
>“松尾様”の大元は京都の松尾大社だと思います。
>そこから分祀した神社ですね
ぬーに言わせると違うらしい?
詳しくは後日ぬーがコメントしますので.
龍錦,夏子の酒?
はい,松尾様のことはそれで知ったカンパニュラでした.
酒米づくりもいつかしてみたいなー.
さがみのかたつむりさん
コメントありがとうございます♪
国道からちょっと入ればいいだけなので
気軽に寄れるのではと思います.
ゴビウス!
実は行きました!
宍道湖と中海にすむ魚類,特に淡水魚がたくさんいて
おもしろくてぬーと大興奮でした♪
朝一だったこともあり,貸切状態でゆっくり楽しんできました.
ここの様子もアップできたらと思います.
しばらく更新がお休みになっていて,ごめんなさい.
そのうちぬーが更新しますので(人任せ),今後もよろしくお願いします.