穴窯の魅力①ー北鎌倉での素敵な出会いー

北鎌倉駅の小さな改札を出て通りを進むと最初に見えてくるのが円覚寺の入り口。

ここを通り過ぎて左手に見えてくる、長屋門のような入り口の建物が鎌倉古陶美術館です。

この美術館の建物は、福井県の150年前の蔵(総栗材)と同じく福井県の100年前の民家を移築・再生したもの(建物の詳細についてはこちら)。

長い年月を経てきた梁や柱が醸し出す贅沢な空間に、鎌倉時代を中心とした中世の古陶器が展示されています。私たちのお気に入りの場所の1つです。

昨年の11月にこの鎌倉古陶美術館を訪れた際に、館内ギャラリーで藤田満・純子さんの信楽焼展が行われていました。釉薬を用いない信楽焼の力強さを感じる作品に一目惚れしてしまい、気に入った作品どうしを見比べたり、手にとったりして感触を確かめたりしながら、色々悩んだ末に1つの花器を購入しました(上の写真)。

作品の細部には、本当に色々な魅力がつまっています。

鮮やかな”緋色”中に流れる青色の”ビードロ”

反対側は一転して溶岩を思わせるような荒々しい黒褐色の”焦げ”

ギャラリーにいらっしゃった藤田さんとお話をすると、この作品は”穴窯”と呼ばれる形式の釜で焼かれたものであり、その穴窯がなんと・・・、南房総にある!とのこと。

これには本当にびっくりしました!!

是非、その”穴窯”を見てみたい!ということで、次回はその”穴窯”訪問記です。

コメント

  1. ズミ子 より:

    本当に味わいある花器ですね!
    HPを見てみました。陶芸教室もあるそうですね。
    つ、つくってみたい!!

    北鎌倉へは船で来られたのですか?
    想像ですが、美味しい和菓子も食べられたのでは?

  2. ほんまる より:

    ズミ子さん

    とてもいい花器ですよね!

    鎌倉へは、東京湾フェリーに乗って行きました。フェリーに乗ると旅気分が一気に盛り上がりますね。

    神社仏閣と一緒にシダとかコケとかも見ながらよく歩くので、甘味処にはつい寄ってしまいますね。秋の行楽シーズンでとても混雑していたのですが、みのわの葛切りを食べましたよ。ここは店の奥の庭園で食べるのがおすすめですね。

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