庭に植えてある1本のカシワの木。その根本の近くにカントウタンポポが開花しているのを見ていたら、体長が4mm程度の小さなゾウムシが花弁の上にいました。
このゾウムシはコカシワクチブトゾウムシ(Lepidepistomodes griseoides)。上翅には、黒いラインのように見える点刻列が規則正しく入り、その間は小さな粒のように見える茶褐色の鱗片によって埋められています。このゾウムシは色合い的に渋いですが、とても美しい造形かと。
カシワの落ち葉の片隅には、長い触覚がよく目立つヤブキリ(Tettigonia orientalis)の幼虫もいました。背中にある1本線がキリギリスとの識別点になります。
一気にいろいろな昆虫たちの動きが活発になってきました。本格的な春の到来です。
2019年4月 南房総市
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