南房総のテンナンショウ属(Alisaema)の中で、早春を告げるヒガンマムシグサ(Arisaema aequinoctiale)に続いて、春真っ盛りのちょうど桜の咲く頃に花を咲かせるのがこのウラシマソウ(Arisaema thunbergii subsp. urashima )。
花序の先端部分が釣り糸のように長く伸び垂れ下がることから、釣りをする浦島太郎になぞらえて名付けられたといわれています(学名にも”urashima”という名称が!)。
照葉樹林帯の林床に本格的な春の到来を告げる花です。
コメント
学名の中にもURASHIMAがいるとは。。。
この釣り糸はいったいどんな役割を果たしているんだろうか?
冬将軍さん
確かにこの釣り糸がなんで進化したのか気になりますね。。。
これ、アリが上がってこられるように地表面まで垂れていると、どこかで読んだことがあります(てきとーな人が書いたブログとかが元ネタだったらいやだな)。
これ、照葉樹林の種だったんですね。湿りつつ、わりと明るい環境下(竹林のヘリとか・・・)によくあるような気がしていたんですけど、実態はどうなのかなあ。
~仕事のフリをして書き込んでいます(笑
玄関マットさん
アリが入ってこられるようにですか。。。なるほどそのようなこともありえるかもしれませんね!
照葉樹林”帯”といった方が誤解がなかったかも。竹林とかにもよくありますよね。
大場先生あたりは、海に近いタブノキ林やタブノキ林起源の竹林に多いと言及されてたりしますね。