南房総の海岸近くの道脇、そのような場所で巨大なイネ科の草が生えているのをよく目にします。
その植物は、ダンチク(Arundo donax)。
トビが飛び交う青い空に向かって、ダンチクの幹がすっくと伸びています。
高さが2〜4mにもなる群落が生い茂る様はとても迫力がありますね。
熱帯アジア〜台湾〜日本にかけての沿海地に分布している植物で、ここ南房総が分布の北限に当たります。(先日、ブログで紹介したハマオモトも南房総が北限の植物。このような分布のパターンを示す植物は意外と多い)
個人的にはこのダンチクを見ると、南房総、中でも内房寄りの海岸にやって来たなぁと強く感じます。
温暖な南房総の海岸沿いの気候を特徴づける植物です。
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