低山のキノコの発生パターンを知りたい

キノコの難しさは、その発生が降雨状況によって大きく左右されること。

それなりの降雨があっても、ちょっとした条件の違いによって、林内の湿り状況が全く異なることも最近の発見の一つ。同じような地形の立地でも、一方では、しっかりと湿りがあってそれなりにキノコが観察できる一方で、そこからほとんど離れていない場所では、どこに雨が降ったのとばかりに林内は乾いていて、キノコの発生が全くみられない場所もあります。広い範囲で一定の湿度が保たれる高標高域との違いが顕著です。

これまで、自分の近くのフィールドでは、キノコはあまり出ないと思っていたのですが、実は山に入る頻度が少なく、発生後すぐに消失するキノコを見過ごしていた可能性が高いのではと思っています。どれくらいの降雨量があれば、ここは湿ってくる、ここは足りない等々、色々わかってくることがあるでしょう。低標高の丘陵地のキノコの発生パターンを少しでも理解できるよう、定期的に訪れていきたいと思います。

上の写真は、ヒダや柄の基部の特徴から、おそらくハラタケ科ハラタケ属のキノコの仲間(Agaricus spp.)じゃないかなと。林内に点々と発生していました。

こちらは、ヒメツチグリ科の仲間のキノコ(Geastrum spp.)。ヤブレツチガキかシロツチガキだと思います。

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