水を入れ始めたうちの田んぼ。
よく見ると、シギ類の仲間の鳥、ムナグロ(Pluvialis fulva)がいます。
シベリア方面に向かう、春の渡りの途中で立ち寄ってくれました。今日観察できたのは、10匹程度の群れでした。
夏羽の模様が、顔〜胸〜腹部にかけての部分が黒くなるのが和名の由来。
今回の群れの中には冬羽から夏羽へ変わる途中の夏冬中間羽の個体(中央部)も混じっていました。眼の上の部分から首まで白色の部分ができつつあり、胸にも黒い翅が混ざってきています。
田面で食べているのは、主にミミズ。中央の個体の嘴に、土の中から引きずり出された大きなミミズがいます。栄養補給をしっかりして、北への大移動の旅を無事に乗り切ってほしいです。
渡り鳥の中継地としての水田の重要性は昔から指摘されていますが、実際に自分の田んぼに来てくれると、やはりうれしいものですね。
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