さて、今年も大晦日。大晦日といえば、年越しそばですが、実は今年の秋、農園で初めてそばづくりに挑戦しました。
先日、その蕎麦栽培の打ち上げ蕎麦会をしたので、その様子を紹介します。
一緒にコラボしたのは、鴨川にある「手造りそば 打墨庵 加瀬」の加瀬さんご夫婦。
圃場で蕎麦の種を撒く加瀬さんです。
柏の名店で6年半修行した後、鴨川の古民家を主に自分たちで改修して、お店をオープンされました。確かオープンして間もなくの時期、初めて加瀬さんの料理を食べた時の衝撃は今でもはっきり覚えています。そばがき、にしんそば、天ぷらそば等、今まで食べてきたものは一体何なんだと笑っちゃうくらい全然別物で、いわゆる”ホンモノ”の味に衝撃を受けました。それ以来、加瀬さんのお店のファンなのです。
肝心の蕎麦栽培の方は、なかなか課題が多くて難儀しました。
蕎麦の播種期にあたる8月後半から9月にかけて、今年は雨がちで、定期的に大量の降雨がありました。雑草防除のために、直前に耕耘したところに蕎麦を植えるとのことだったので、圃場が一番乾いている時に耕耘して種まきをすると、見計らったかのようにその直後に大雨でほとんど芽が出ないの繰り返し。一通りマニュアルに目を通して、播種した後の降雨による冠水に注意することはわかってはいたのですが、これほどまでに湿気に弱いとは思いもよりませんでした。
上の写真のように芽が出てくれれば、その後は順調に生育してくれて、しっかり中身の詰まった蕎麦を収穫することができました(収量は本当に少なくなってしまいましたが。。。)。
この蕎麦の果実を、加瀬さんのお店で粉にしてもらい、試食します。
まずは、そばがき。
厨房に特別に入れてもらって、その様子を見学・体験させてもらいました。
沸騰させたお湯に蕎麦の粉を入れて、木べらでかき混ぜます。中身が固まり始めた後も高速でかき混ぜなければならないので、かなりの力が必要です。さらに、ガスの火が木べらを握った手の側面に直接当たるので、火傷するくらいに熱くなります。
かき混ぜていると、新蕎麦の香りが当たりに漂ってきます。
はぁ〜、本当にいい香り。
出来上がった蕎麦がき。
本わさびと醤油と付けて頂きます。
モチモチとした食感がとても印象に残りました。美味しい!
加瀬さんによると、粉にした当初は香りが弱いかなという印象だったそうですが、少し時間が経って香りが増してきたとのこと。
お蕎麦ももちろん頂きました。
こちらも、モチモチした食感。雑味がないのも良いですね!
最後に記念撮影。美味しいものを頂いて、笑顔があふれます!
来年は、もっと良い蕎麦を目指して、がんばりますよ〜。
加瀬さん、ありがとうございました!
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