モズの高鳴きとモノマネ

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うちの家の敷地周辺をテリトリーとしているモズの雄。

モズは、9月〜10月にかけて、”高鳴き”と呼ばれる、「キィーキキキキキ」と聞こえる鋭い声で鳴きます。これは、縄張りを宣言するため。この声を聞くと秋になったなぁと感じる人も多いのではないでしょうか？

家の周り竹の上、樹のてっぺん、電線の上、アンテナの上などを回りながら鳴いているのをよく見かけます。

”高鳴き”の他にも、モズはおもしろい習性があります。他の鳥の声をまねるのです。

この子は、最近はスズメの鳴きマネをよく披露してくれます。ちょっと野太い”チュンチュン”が聞こえるなと思うと、電線の上にモズが！他には、ツバメの鳴き声や、ウグイスの鳴き声も聞こえてくる時があります。モノマネはそれなりにいい線をいっているのですが、モノマネはモノマネ。やはりちょっと違うのでよく聞けばわかります。

鳴きマネが上手な程メスにもてるとのことなので、オスは必死なのでしょうが・・・。

一見可愛いモズですが、性格は獰猛。バッタ類や甲虫などの昆虫類・カエル・トカゲ・ヘビに加えて、時には小鳥なども食べます。鋭い嘴やがっしりとした爪がそれを物語ります。

今日は、沖を通過した台風の影響で、大風が吹いた南房総。このモズも風当たりの強い場所で姿勢を維持するのが大変そうでした。上の写真でも、風にあおられて、背中の羽毛が逆立っています。