まずは、稲の穂の間に巣をはるナガコガネグモです。
環境保全型農業を行っている水田では、このようなクモの仲間の個体数が増えることが知られています(参考サイト)。ヨコバイのような稲の害虫を捕食してくれる働き者です。
クモというとあまり良いイメージをもつ方は少ないかもしれませんが、ほんまる農園の水田にはなくてはならないパートナーです。
こちらは、水田の中で見られるバッタの仲間の中では最も個体数の多いコバネイナゴです。
こちらはオンブバッタです。水田の中にはこのようなバッタの仲間が本当にたくさんいます。
コンバインで刈り取り作業をしていくと、そのバッタ達が驚いて稲株の中から飛び出してきます。それを狙ってやってくる動物がいます。
サギの仲間です。アマサギ、チュウサギ等が多くやってきます(上の写真はチュウサギ)。多いときはコンバインの周りに群がってバッタの仲間をついばんでいます。
水路の脇では、成熟したシオカラトンボのオスが縄張りを見張っています。トンボが飛び立ってしまっても、いつも同じ場所に戻ってきて見張りを続けます。このシオカラトンボは、水路を見渡せるようにに突き出ていた枯れ草の茎が、お気に入りの様子。
他のオスとの縄張りをめぐる争いの様子も撮影したかったのですが、なかなかうまく撮影できませんでした。これからの課題ですね。
コメント
いろいろな生物がいますね~。
今年はCOP10が名古屋で開かれるようで、
生物多様性がキーワードですね。
(その割には認知度はチョー低いのが課題のようですが・・・)
ほんまる農園も南房総の一つのビオトープとして、
地域の環境にも貢献しているんですね。
冬将軍さん
田んぼには本当に色々ないきものがいます。
これからもちょっとずつ紹介していきますね。
さすが、冬将軍さん、しっかり情報を把握していますね。
生物多様性条約締約国会議(COP10)のPRのためにもリンクを張っておきます。
http://cop10.jp/aichi-nagoya/
南房総の農村景観の魅力をもっともっと多くの方と共有して、次につなげていけたらいいなと思っています。