今日、南房総では、洪水警報が発令されるぐらい、大雨が降りました。
というわけで、今日も田んぼの調査で見られたいきものを紹介します。
タマガヤツリ(カヤツリグサ科カヤツリグサ属)です。
水田にごく普通に見られます。10~20個の小花からなる小穂は暗紫褐色を帯びます。小穂は枝の先に密に集まり、球状の花穂をつくります。和名はこの花穂の形にちなんでつけられています(”球”ガヤツリですね)。
刈り取りの終わった水田における先日の調査では、下の写真のような、花穂の数が1~2個と少ない、小さな個体が最も多く観察されました。
コメント
いそいそ歩いていたら見逃してしまいそうな小ささですね~。
それにしても、本当に取ってつけたような”球”ですね。
拡大するとますます不思議な”球”です。
カヤツリグサのような仲間は一見すると地味に見えますが、拡大して細部を見てみると、種類ごとの個性が見えてきておもしろいです。