非常に細かな振動から始まり、横にゆっくりと動くような揺れが長い時間続きました。
3.11以降、何度も地震がありましたが、今日の夕方の地震の揺れ方は、あの時の地震の揺れ方に最も近かったと個人的には思います。
ちょうど、保育園の迎えに行くために、屋内で身支度をしていた時に地震が発生。
東日本大震災の時には大きな失敗(注)をしてしまっているので、今回はまずはしっかりと情報収集。幸い停電などはなく、ネットも通じていたため、すぐにノートPCを開いて、気象庁のサイトをチェック。
津波注意報などの警報が発令されていないのを確認して、海岸沿いの保育園へと出発しました。
車のなかでは、NHKのラジオをかけっぱなしに。
津波の到達予想時刻と高さ、そして避難指示の内容のコメントを断定的な口調で繰り返すアナウンサーの声。
いやがおうでも、あの日の記憶が頭をよぎります。
保育園に着くと、2人の先生と10名程度の園児が保育園の室内で待機していました。
日が暮れて気温が下がり寒さが厳しい夕方にもかかわらず、避難経路を確保するために入口は開けっ放し。園児達は防寒着・靴を着用して、すぐに避難できる状態でした。
夕方の遅い時間帯でスタッフの数が少ない中でも、地震に対してしっかりと対応してくれていること、子供を預ける親として非常にありがたかったです。
川崎市:保育施設等のための防災ハンドブック
経済産業省が、保育関係の有識者や、防災関係の専門家などの意見を聴きながら作成した、災害発生時における保育所・幼稚園など、現場で働く方向けのハンドブックです。 …
保育園での防災に関しては、このマニュアルがとても参考になりました。
今後必ず起こるであろう巨大地震(南海トラフの巨大地震など)に向けて、しっかりと対応していかなければいけないなと再認識させられるできごとでした。
(注)震災前日に海岸沿いの産院で出産した嫁さんは娘と一緒にその産院に入院中。携帯も通じないため、ろくな情報確認もせずに、すぐに産院へと向かいました。しかし産院に到着すると、産院には鍵がかかっており、誰もいない状態。津波警報が発令されたため、病院全体で内陸の医療センターへと避難した後でした。津波の可能性を考慮すると、後先考えずにわざわざ危険な海岸近くへと向かってしまったこのような行動は非常に危険だったと感じています。
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