つめたい雨の啓蟄

今日、3月6日は二十四節気の1つの”啓蟄”。

”啓蟄”とは、冬ごもりをしていた虫(蟄)が、穴から這い出てくる(啓く)頃のことを意味します。

ただ、今日の南房総はあいにくの冷たい雨。暖かい陽気の中、うちの圃場で虫たちの撮影をしようと思っていたのですが、見事にあてが外れてしまいました。

でも、せっかくの”啓蟄”なのだから”虫”を紹介するのが筋でしょうということで、今日の写真は2月に撮影したナナホシテントウ。

このナナホシテントウは寒さには強く、真冬でもちょっと気温の高い日の日中ならば、活発に動き回っている姿を普通に見ることができます。

逆に、暑い夏にはめっぽう弱くて、気温が25℃を上回る夏場には休眠してしまうという、面白い生態を持つテントウムシでもあります。

細い脚で踏ん張っている仕草が愛らしいですね。

また、このナナホシテントウは、アブラムシを食べてくれる農園の大切なパートナーでもあります。最近になって、このナナホシテントウは、アブラムシに食害されている植物から生産される匂い成分を感知できることがわかりました(参考文献①参考文献②)。

植物が匂い成分を介してテントウムシを集めて、アブラムシ等の害虫から身を守っているとのこと。私たちは普段見ることができない方法で、植物と虫たちとのコミュニケーションがなされているのですね。

このような植物と虫たちとのやりとりを損なわずに、逆にそれらをうまく活かしていきながら、農作物を生産していけたらといいなと思う”啓蟄”の日でありました。

2 total comments on this postSubmit yours
  1. 天敵農業は食物連鎖という自然の営みをそのまま活かした
    すごい方法ですよね。

    実農はそれだけではなかなかうまくはいかないでしょうけど、
    この食物連鎖を守ろうとすることが、農地だけでなく地域全体の
    環境にとっても有益だと思います!

  2. 冬将軍さん

    そうですね。
    他の防除法とも組み合わせながら、一歩一歩、地道に取り組んで行きたいと思っています。

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